AIにkintoneアプリ設計を分析させてみたら、ちょっと面白かった話
- 祐斗 河合
- 2025年7月28日
- 読了時間: 3分
kintoneのアプリ構成を見える化する「AppInsight for kintone」。
現在、試しにAppInsightでAIでアプリを分析する機能を実験しています。
そうしたら、思っていた以上に“良い相棒”になりそうな気配がありまして──
今日はそんな開発の途中経過を、ゆるっと紹介してみます。
設定の「その先」が気になっていた
AppInsightでは、以下のような情報を自動で取得できます。
アプリにあるフィールドの種類や数
通知やアクセス権の設定
プロセス管理やグラフの有無
他アプリとの関連(LOOKUPやアクションなど)
これだけでも十分便利ではあるんですが、ときどき、ふと思うことがありました。
「で、これって、どうしたら良いんだっけ?」
設定の抜け漏れやムダがあるかもしれない。他のアプリと比べて偏りがあるかもしれない。でも、それを自分だけで判断するのは、ちょっと大変なんですよね。
じゃあ、AIに聞いてみようか
そこで今回、AppInsightで集めた情報をChatGPTに送って、コメントをもらってみることにしました。
アプリの目的や現状の課題感と、

ダッシュボード作成で使用しているデータも一緒に渡してあげます。


すると──
通知設定が過剰にならないように、整理を提案します。
プロセスが重複しています。「〇〇」と「〇〇」は統合可能です。
フィールドの名称の付け方が分かりづらいので整理が必要です

などなど、ふつうに“気になるところ”をちゃんと拾ってくれるんです。思わず「それ、僕も気になってたやつ…」と、うなずいてしまいました。
とくにありがたかったのは、プロセスの整理に役立ったこと。
たとえば──
「このステータス、プロセスアクションが1つも設定されていません」
「申請と承認はあるのに、却下のプロセスが抜けているようです」
など、設定漏れや使われていないステータスをサラッと指摘してくれて、「見たつもりだったけど、見落としてたかも…」と気づかされました。
まだまだ試行錯誤だけど
もちろん、まだ“お試し段階”なので、課題もあります。
回答にムラがあるときもある
アプリの背景を知らずに言い切られるとモヤっとする
どんな情報を渡すかで、コメントの質も変わる
でも、「あ、そこ突いてくるのか」という気づきがあるのは面白くて、一人で考えているときには出てこない視点をもらえる感覚があります。
分析結果の「届け方」が悩みどころ
もうひとつ、今ちょっと悩んでいるのが、AIが出してくれた分析結果をどう届けるかという部分です。
というのも、「アプリ構成の課題を全部まとめて提示する」みたいな形にすると、一見便利そうなんですが──実際には“動きづらい”んです。
「あれも、これも気になるけど…で、どこから手をつけよう?」となってしまう。
だからこそ、分析結果はある程度細分化して、“次にやること”として動けるレベルまで落とし込む必要があります。
このプロセスに通知をつけよう
このフィールドは不要かもしれない
このアプリの関連先に注意しよう
そんなふうに、1アクションずつ提案できる形にしていくこと。
今後はそのあたりも意識して、設計を進めていきたいと思っています。

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