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AppInsight for kintone

2025年7月22日
読了時間: 12分

更新日:4 日前

kintoneアプリの「いま」を、見える形に。

設定・つながり・利用状況・変更時の影響をまとめて確認できる分析ツール


kintoneを使い続けていると、いつの間にかアプリやフィールドが増え、

  • このアプリは何のために作ったんだっけ?

  • このフィールドは、どこで使っている?

  • このフィールドを削除すると、どこに影響する?

  • 他のアプリと、どこでつながっている?

  • 前任者が設定した内容を確認したい

  • 改修前に影響する場所を調べたい

といったことが、だんだん分かりにくくなっていきます。


AppInsight for kintone は、kintoneアプリの設定やつながり、利用状況を自動で取得し、現在の構成と、変更前に確認したいポイントを分かりやすく整理するプラグインです。


アプリの棚卸し、改修前の確認、引継ぎ、運用改善などに活用できます。

 

1. AppInsightでできること


アプリの設定をまとめて確認

通常、kintoneの設定を確認するには、フォーム、一覧、通知、プロセス管理、アクセス権、JavaScriptなど、それぞれの設定画面を開く必要があります。


AppInsightでは、それらの情報をまとめて取得し、ひとつの画面から確認できます。

主に確認できる情報は次のとおりです。


  • フィールド・フォーム構成

  • 一覧・グラフ

  • 通知設定

  • プロセス管理

  • アプリアクション

  • ルックアップ・関連レコード

  • アクセス権

  • プラグイン

  • JavaScript / CSS

  • アプリの利用状況


「このアプリには、どんな設定が入っているのか」を調べる時間を減らせます。



2. フィールドの利用状況と「削除影響」を確認

フィールド一覧では、名称やフィールドコード、種類だけでなく、各フィールドがどの設定で利用されているかをまとめて確認できます。

たとえば、

  • 一覧・グラフ

  • ルックアップ・関連レコード

  • 通知

  • プロセス管理

  • アプリアクション

  • アクセス権

  • JavaScript

などからフィールドが参照されていないかを解析します。

さらにv2.2.0では、解析結果をもとに、フィールドを削除する際の影響を

  • 最優先

  • 要確認

  • 注意

の3段階で表示します。

フィールド数が多いアプリでも、まず確認した方がよいフィールドを一覧から見つけることができます。




「どこで使われているか」まで確認

フィールドの詳細を開くと、影響度だけでなく、どの設定の、どの部分でフィールドが参照されているかを確認できます。

たとえば一覧であれば、

  • 表示フィールド

  • 絞り込み条件

  • ソート

ルックアップであれば、

  • 参照キー

  • フィールド対応付け

など、確認すべき箇所を「根拠」として表示します。

単に「使われています」と表示するのではなく、実際に確認する設定まで追いやすい形で整理します。




影響の大きいフィールドから確認

フィールド一覧では、

  • 影響度による絞り込み

  • 「要確認以上」のみ表示

  • フィールド名・フィールドコードによる検索

  • 影響度順の並び替え

に対応しています。


フィールド数が多いアプリでも、影響の大きいものから順番に確認できます。





フィールドごとにメモを残せます

各フィールドには、確認した内容や運用上の注意点をメモとして残せます。

メモはフィールド詳細から入力し、kintone標準の保存操作で保存できます。

メモが登録されているフィールドには、一覧上に**「メモ」**チップが表示されます。

たとえば、

顧客マスタ統合後に削除予定。移行完了を確認してから削除する。

といった、解析だけでは分からない運用上の判断や引継ぎ事項を残しておくことができます。


3. アプリ同士のつながりを見える化


kintoneでは、ルックアップや関連レコード、アプリアクションなどを使って、複数のアプリをつなげることができます。


便利な一方、アプリが増えてくると、

「このアプリはどこから参照されている?」

が分からなくなりがちです。


AppInsightでは、

  • このアプリが参照しているアプリ

  • このアプリを参照しているアプリ

  • どのフィールドを使ってつながっているか

  • どのアクションでデータを渡しているか

を図と一覧で確認できます。




フィールド同士の関係も確認

アプリ間のつながりだけでなく、実際にどのフィールド同士が関係しているのかも図で確認できます。


「アプリAとアプリBがつながっている」だけではなく、

何を使ってつながっているのか

まで追いやすくなります。




また、JavaScriptの静的解析によって確認できたアプリ間の参照関係も、リレーション図に表示できます。


 ルックアップや関連レコードなどkintoneの標準設定だけでなく、JavaScriptによって生まれているアプリ間のつながりも含めて確認できます。


※JavaScript由来の関係は、静的解析で確認できた範囲が対象です。記述方法や外部ファイルの利用状況によっては検出できない場合があります。


4. kintone全体のつながりを俯瞰

アプリ単体だけでなく、kintone環境内にある複数アプリの関係をまとめて確認できます。


全体図では、

  • どのアプリ同士がつながっているか

  • どのアプリに関係が集中しているか

  • 対象アプリの周辺に何があるか

といった構成を視覚的に確認できます。



アプリ名で検索したり、表示する関係を絞り込んだりすることもできます。

また、ルックアップ・関連レコード・アプリアクション・JavaScriptなど、つながりの種類ごとに表示/非表示を切り替えることもできます。


対象アプリを選択すると、そのアプリが「参照しているもの」と「参照されているもの」を分けて確認できるため、改修時の影響範囲を整理しやすくなります。




「その先の影響」もたどれる

あるアプリや設定を起点に、

この変更は、どこまで関係しているのか?

を順番にたどって確認できます。


直接つながっているアプリだけでなく、そこからさらに続く依存関係を経路として確認できます。


5. プロセス管理を「辿れる図」に

プロセス管理が設定されているアプリでは、ステータスやアクションの流れを自動で図にします。


図の中からステータスやアクションを選択すると、

  • どこから

  • どこへ進むのか

  • どのような条件が設定されているか

  • 誰が作業者になるのか

を確認できます。


図のステータスや遷移を選択すると、そのルートに設定された条件や作業者、アクションの内容を確認できます。



6. アプリの利用状況を確認

設定だけでなく、実際にアプリがどの程度利用されているかも確認できます。


たとえば、

  • 直近3ヶ月のレコード更新状況

  • ステータスごとの件数

  • ステータスごとの経過日数

  • ユーザーごとの担当状況

  • フィールドの利用率(直近3か月・最大10,000件の観測値)

などを表示します。


これにより、

  • あまり使われていないアプリ

  • 直近の観測範囲で値が確認できないフィールド

  • 処理が集中しているステータス

などを確認する材料にできます。



7. 一覧・グラフ・通知・権限もまとめて確認

一覧・グラフ

アプリに設定されている一覧やグラフをまとめて確認できます。


表示項目、絞り込み条件、並び順、集計方法などを確認できるため、

「このアプリでは、どの情報を見せる設計になっているか」

を把握しやすくなります。



通知

通知条件や通知先も一覧で確認できます。


  • どんな条件で通知されるのか

  • 誰に通知されるのか

  • 古い通知設定が残っていないか

といった確認に利用できます。



アクセス権

アプリ・レコード・フィールドに設定されているアクセス権も確認できます。

複数の設定画面を行き来せず、現在の権限設定を確認するための資料として利用できます。



8. JavaScriptやプラグインも確認

アプリに設定されている

  • JavaScript

  • CSS

  • プラグイン

などのカスタマイズ情報も取得します。


JavaScriptについては静的解析を行い、

  • どのフィールドを参照しているか

  • 他のアプリを参照していないか

  • どのJavaScriptファイルから参照されているか

などを確認できます。


これにより、kintoneの設定画面だけでは分からない、

「このフィールドはJavaScriptから使われていないか?」

という確認にも利用できます。


また、必要に応じて他アプリに登録されたJavaScriptを解析し、対象アプリへ向かう参照関係も確認できます。



※JavaScriptは静的解析で確認できた範囲が対象です。記述方法、動的なフィールドコードの生成、外部ファイルの利用状況などによっては検出できない場合があります。



9. 情報をそのまま共有・保存

分析した内容の一部は、

  • Markdownコピー

  • CSVダウンロード

  • Mermaid形式でのコピー・ダウンロード

などに対応しています。


社内資料や設計資料、引継ぎ資料を作成するときにも活用できます。



10. メトリクスでアプリ同士を比較

複数アプリの

  • フィールド数

  • ステータス数

  • プラグイン数

などを一覧で比較できます。


設定項目が多いアプリや、構成が大きくなっているアプリを見つけるための参考情報として利用できます。



11. 導入方法

AppInsightは、アプリテンプレート+プラグインのセットで提供しています。


導入は簡単です。


  1. ZIPファイルをダウンロード

  2. テンプレートからAppInsight用アプリを作成

  3. AppInsightプラグインをインストール

  4. 一覧画面から分析したいアプリの情報を取得

  5. 詳細画面で結果を確認


既存のアプリへ専用フィールドを追加する必要はありません。


通常の分析では、対象アプリの情報を読み取って表示するだけで、対象アプリのレコードを書き換えることはありません。



12. AppInsight AI Review

AppInsightが分析し、AIが整理する

AppInsight AI Review は、AppInsightで解析した設定・依存関係・変更影響などの情報をもとに、AIによるレビューを行う拡張版です。

AppInsight自体が解析した事実をAIへ渡し、確認すべきポイントや改善のヒントを、より読みやすい形に整理します。

v2.0.0で刷新された「アプリ分析」

AppInsight AI Review v2.0.0では、アプリ分析を中心に、調査から確認・改善候補の継続管理までを進められます。フィールドの利用状況、ビュー、プロセス、JavaScriptなどを解析し、保守や改善時に確認したいポイントをまとめて表示します。

画面では「解析結果」「AIレビュー」「履歴」を確認できます。AIレビューは、AppInsightの解析結果をもとに確認事項や考え方を整理する機能です。削除可否や対応の優先順位は、実際の業務や運用状況とあわせて判断します。


フィールド分析と変更影響

フィールドがどの設定・JavaScript・他アプリから参照されているかを確認できます。変更・削除の前に、影響する可能性のある場所を調べるための機能です。利用率0%として観測されたフィールドも、用途を確認する候補として扱います。


JavaScriptの参照や不整合を確認

kintoneカスタマイズJavaScriptを静的解析し、フィールド参照やAPI利用を可視化します。現在のフィールド一覧に存在しないフィールドコードへの参照など、保守時に確認したい不整合も検出します。検出結果は、コードや運用を確認するための材料として利用できます。

ER図 / Architectureで全体構造を把握

アプリ同士の関係をER図で可視化し、全体構造や連携関係を確認できます。ArchitectureのAIレビューでは、解析した構造を説明・整理し、アプリ間のつながりを読み解きやすくします。


確認・改善候補をAction Planへ

アプリ分析の結果をAIレビューで読み解き、確認・改善候補をAction Planとして記録できます。Action Planへの直接追加はアプリ分析から行い、担当者や期限を設定して継続管理できます。


履歴の確認と出力・共有

過去のアプリ分析結果を確認し、前回からの変化を追えます。分析結果はMarkdown / CSV / Mermaid形式で共有・保存でき、保守や引継ぎの資料として活用できます。


13. ご注意事項

AppInsightは、分析結果を表示するためにAppInsight用アプリ内のフィールドやスペースを利用しています。

これらを削除・変更すると、一部の情報が正しく表示されなくなる場合があります。


また、一部の情報については、kintoneから取得できる情報や自動解析できる範囲に限界があります。


特に、

  • JavaScript

  • 外部から読み込まれているファイル

  • プラグイン内部の処理

などは、すべてを自動で判断できるものではありません。


そのためAppInsightは、

「変更しても絶対に問題がないこと」を保証するツールではなく、変更前に確認すべき場所を見つけるためのツール

としてご利用ください。


14. こんな方におすすめ

kintoneの管理を担当している方

アプリが増えてきて、どこに何があるか把握しづらくなっている。


情報システム・管理部門の方

社内のkintone環境を整理し、設定やアプリ間のつながりを把握しておきたい。


アプリを改修する方

フィールドを変更・削除する前に、影響する場所を確認したい。


前任者からkintoneを引き継いだ方

アプリの構成やカスタマイズ内容が分からず、調査から始める必要がある。


開発会社・外部パートナー

既存環境を短時間で把握し、改修や保守のための調査資料として利用したい。


15. よくある質問

Q. AppInsightは何をするプラグインですか?

kintoneアプリの設定・つながり・利用状況などを自動で取得し、分かりやすく整理するためのプラグインです。

アプリの棚卸し、改修前の確認、引継ぎ、運用改善などに利用できます。

主に次のような情報を確認できます。

  • フィールド・フォーム構成

  • 一覧・グラフ

  • 通知

  • プロセス管理

  • アクション

  • アプリ間のつながり

  • アクセス権

  • JavaScript / CSS

  • プラグイン

  • アプリの利用状況

削除前に確認した方がよい設定や、他のアプリからの参照などを表示できます。

ただし、AppInsightだけで「安全に削除できる」と保証するものではありません。

影響する可能性がある場所を調べるための支援機能としてご利用ください。

はい。

ルックアップ、関連レコード、アプリアクションなどをもとに、参照しているアプリ・参照されているアプリを確認できます。

複数アプリをまとめた全体図も表示できます。

JavaScriptの内容を分析し、フィールドの利用箇所を検出します。

ただし、JavaScriptにはさまざまな書き方があるため、すべての利用箇所を検出できるわけではありません。

直近3ヶ月のレコード更新状況や、ステータスごとの件数、フィールドの利用状況などを表示します。

アプリやフィールドを整理するときの参考情報として利用できます。

通常の分析では、対象アプリの情報を読み取り、AppInsight側に表示します。

分析対象アプリのレコードを書き換えるものではありません。

AppInsight用アプリのレイアウトは変更できます。

ただし、分析結果の表示に利用しているスペースや必要なフィールドを削除すると、正常に表示できなくなる場合があります。

はい。

AppInsightの導入や、kintone環境の整理・改修についてもご相談いただけます。

お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

フィールドを削除する際に確認したい設定を、解析結果にもとづいて整理したものです。影響度は削除の可否を自動判定するものではなく、確認する順番の目安として利用できます。

はい。各フィールドの詳細からメモを登録できます。メモがあるフィールドには一覧上に「メモ」チップが表示されます。

最後に

kintoneは、現場に合わせて自由にアプリを作れることが大きな魅力です。


その一方で、長く使うほど、

「誰が作ったのか分からない」「どこにつながっているか分からない」「変更していいのか分からない」

という問題も増えていきます。


AppInsight for kintone は、そんなkintone環境の「いま」を見える形にし、次の変更や改善を考えるための土台を作るツールです。


調べるところから始まるkintone運用を、少しでも楽に。

ぜひ、実際のkintone環境でお試しください。

[試用版] AppInsight for kintone
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