kintoneの「このときだけ必須」を設定する|条件付きフィールド入力チェック
「契約区分が新規のときだけ、契約書番号を入力してほしい」「終了日は、開始日より前にならないようにしたい」。kintoneを業務で使っていると、項目ごとの必須設定だけでは表しにくい入力ルールが出てきます。
Nest Recの無料プラグイン「条件付きフィールド入力チェック」は、こうしたルールをIF(どんなときに)/THEN(何を満たすか)の形で設定できます。JavaScriptを書かずに、画面上で条件を組み合わせられます。
「いつチェックするか」と「何をチェックするか」を分ける
IFには、チェックを適用する条件を設定します。THENには、その条件に当てはまるレコードが満たすべき内容を設定します。
たとえば、契約管理アプリなら次のように考えます。
IF:契約区分が「新規」
THEN:契約書番号が「空欄ではない」
新規契約のレコードを保存するときに契約書番号が空欄なら、入力エラーを表示します。必要な場面に合わせて、入力内容を確認できます。
業務に合わせた3つの活用例
1.申請中の新規契約だけ、入力内容を確認する
IFを「ステータスが申請中」かつ「契約区分が新規」にすると、複数の条件を満たすレコードにルールを適用できます。THENには「契約書番号が空欄ではない」「開始日が今日以降」など、複数のチェックを設定できます。
条件の組み合わせにはAND/ORを使えます。なお、ここでのチェックはレコード保存時に行うもので、プロセスのアクションを押す瞬間の入力制御とは区別して設計してください。
2.開始日と終了日の前後関係を確認する
日付の比較では、「今日」だけでなく、アプリ内の別の日付フィールドも基準にできます。たとえば「終了日が開始日以降」というルールを設定すれば、期間の入力が逆転していないかを保存時に確認できます。
基準日から何日後・何日前かを指定することもできます。必要な日付が未入力のままにならないよう、空欄チェックと組み合わせて運用すると分かりやすくなります。
3.エラーの理由を入力担当者が確認できるようにする
ルールを満たさない場合は、対象フィールドのエラーに加えて、条件の詳細パネルを表示します。どの条件を満たす必要があるのか確認できるため、入力担当者が修正箇所を把握しやすくなります。
設定から利用までの流れ
GitHubのリリースページから、配布用のプラグインZIPをダウンロードします。
kintoneの管理画面でプラグインを読み込み、利用するアプリに追加します。
プラグインの設定画面で、IFの条件とTHENのチェック内容を設定して保存します。
アプリの設定を更新し、条件に合うレコード・合わないレコードの両方で保存を試します。
最初は「新規契約なら契約書番号を入力する」のように、ひとつのルールから始めると確認しやすくなります。条件を増やすときは、空欄や日付の境界も含めて動作を確かめてください。
対応範囲と、導入前に知っておきたいこと
文字列、数値、日付・日時、ドロップダウン、ラジオボタン、チェックボックス、複数選択、ステータス、リンクなどのフィールドを使って条件を設定できます。利用できる比較方法はフィールドの種類によって異なります。
PC版のkintone向けです。モバイル版には対応していません。
レコード保存時にチェックします。入力中のリアルタイムチェックには対応していません。
添付ファイル、サブテーブル、関連レコード、カテゴリー条件は対象外です。
チェックボックスや複数選択の「等しい」は、選択内容と個数が一致する場合に成立します。選択順は問いません。
また、設定後に対象フィールドを削除した場合、そのフィールドのチェックはスキップされます。アプリの項目を変更したときは、入力ルールもあわせて見直してください。
無料で試す
入力ルールが担当者の記憶や手順書だけに頼っている場合は、よくある入力漏れをひとつ選び、保存時のチェックに置き換えるところから始めてみてください。
※本記事はv1.1.1の公開仕様をもとにしています。最新の対応状況はGitHubの説明とリリース情報をご確認ください。



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