条件付きルックアップ自動取得 - プラグイン
- 祐斗 河合
- 7月4日
- 読了時間: 2分
更新日:7 日前
kintoneのルックアップ機能、便利だけど──
「ルックアップし忘れた……」
「特定のときだけ、ルックアップしたいんだけどな」
そんな声、実際の業務現場ではよく聞かれます。
そこで開発したのがこの「条件付きルックアップ自動取得プラグイン」。
1. システム概要
あらかじめ設定しておいた条件に応じて、ルックアップの自動取得を行います。
たとえば、
ステータスが「対応中」のときだけ取得
対応内容が「見積提示」や「商談」のときだけ取得
といった、柔軟な制御が可能になります。
さらに、差分チェック機能も搭載。 詳細画面では、現在の値とルックアップ元の値が異なる場合、「❗」マークで差異を表示します。
2. システム構成
ホストアプリ:ルックアップフィールドを持つアプリ(本プラグインをインストール)
参照先アプリ:ルックアップ元のデータを保持
プラグイン設定画面:対象フィールド・条件・有効/無効をGUIで設定
詳細画面表示時:差分チェックを自動実行
3. 機能
✅ 条件付きルックアップ自動取得(作成・編集時)
✅ 通常フィールドだけでなくサブテーブルにも対応
✅ ステータス・ドロップダウン・ラジオボタンによる条件指定
✅ ルックアップ元との差分があれば❗マークで強調

4. 設定項目
対象ルックアップフィールド(通常フィールド/サブテーブル)
自動取得の有効/無効(チェックボックス)
条件フィールド(セレクトボックス)
条件値(チェックボックスで複数選択可能)
GUIで簡単に設定でき、運用管理もスムーズです。

5. 処理フロー(ざっくり)
プラグイン設定画面で対象フィールド・条件を設定
レコード作成/編集時に、条件をチェック
該当すれば、lookup = true を実行して自動取得
詳細画面では、ルックアップ元との値の差異を比較
差分があれば、該当フィールドに❗マークを表示
6. 制限事項
条件に使えるフィールドは「ステータス」「ドロップダウン」「ラジオボタン」に限定
条件値は固定選択(数式や複雑な論理式は非対応)
サブテーブル内でフィールドラベルが重複している場合、❗マーク表示がずれる可能性があります(ラベルは一意に)
モバイル版には非対応(将来的対応予定)
最後に
ルックアップの操作忘れ、情報の古さ
── それらはほんの些細な“うっかり”から起こります。
このプラグインは、そんな「ちょっとした困りごと」を未然に防ぐ、かしこい補助輪です。
kintoneの可能性を、もう一歩だけ広げてみませんか?
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