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条件付きルックアップ自動取得 - プラグイン

  • 祐斗 河合
  • 7月4日
  • 読了時間: 5分

更新日:7月22日

kintoneのルックアップ機能、便利だけど──


「ルックアップし忘れた……」
「特定のときだけ、ルックアップしたいんだけどな」

そんな声、実際の業務現場ではよく聞かれます。


そこで開発したのがこの「条件付きルックアップ自動取得プラグイン」。


[試用版] 条件付きルックアップ自動取得
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1. システム概要


あらかじめ設定しておいた条件に応じて、ルックアップの自動取得を行います。


たとえば、

  • ステータスが「対応中」のときだけ取得

  • 対応内容が「見積提示」や「商談」のときだけ取得

といった、柔軟な制御が可能になります。


さらに、差分チェック機能も搭載。 詳細画面では、現在の値とルックアップ元の値が異なる場合、「❗」マークで差異を表示します。


2. システム構成

  • ホストアプリ:ルックアップフィールドを持つアプリ(本プラグインをインストール)

  • 参照先アプリ:ルックアップ元のデータを保持

  • プラグイン設定画面:対象フィールド・条件・有効/無効をGUIで設定

  • 詳細画面表示時:差分チェックを自動実行


3. 機能

✅ 条件付きルックアップ自動取得(作成・編集時)

✅ 通常フィールドだけでなくサブテーブルにも対応

✅ ステータス・ドロップダウン・ラジオボタンによる条件指定

✅ ルックアップ元との差分があれば❗マークで強調

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4. 設定項目

  • 対象ルックアップフィールド(通常フィールド/サブテーブル)

  • 自動取得の有効/無効(チェックボックス)

  • 条件フィールド(セレクトボックス)

  • 条件値(チェックボックスで複数選択可能)

GUIで簡単に設定でき、運用管理もスムーズです。

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5. 処理フロー(ざっくり)

  1. プラグイン設定画面で対象フィールド・条件を設定

  2. レコード作成/編集時に、条件をチェック

  3. 該当すれば、lookup = true を実行して自動取得

  4. 詳細画面では、ルックアップ元との値の差異を比較

  5. 差分があれば、該当フィールドに❗マークを表示


6. 制限事項

  • 条件に使えるフィールドは「ステータス」「ドロップダウン」「ラジオボタン」に限定

  • 条件値は固定選択(数式や複雑な論理式は非対応)

  • サブテーブル内でフィールドラベルが重複している場合、❗マーク表示がずれる可能性があります(ラベルは一意に)

  • モバイル版には非対応(将来的対応予定)



7.よくある質問

Q. 複数条件を組み合わせることはできますか?

現在は1フィールド×複数値の一致判定(OR条件)のみに対応しています。 AND条件やNOT条件など複雑な条件は今後のアップデートで対応予定です。


Q. 条件に使えるフィールドの種類は?

現在は以下のフィールドタイプに対応しています:

  • ステータス(プロセス管理)

  • ドロップダウン

  • ラジオボタン

条件に一致したときのみルックアップを自動で実行できます。


Q. ルックアップの再取得はいつ発動しますか?

レコードの作成画面、編集画面の表示時に条件を満たしていれば即時実行されます。

 保存操作やボタン操作は不要です。


Q. 編集画面でも❗マークは表示されますか?

いいえ、❗マークはレコードの詳細表示画面(app.record.detail.show)のみで表示されます。

 編集画面ではルックアップの再取得が自動で行われるため、差分表示は行っていません。


Q. 作成済みのレコードにも差分チェックは適用されますか?

はい、レコードの詳細画面を開いた時点で差分チェックが行われます。

 既存のレコードでも、表示するたびに最新状態かどうかを自動で確認します。


Q. すべてのルックアップフィールドが対象ですか?

はい、kintone標準のルックアップフィールドであれば対象となります。 設定画面では、アプリ内のすべてのルックアップフィールドが一覧表示され、個別に有効/無効を切り替えられます。


Q. サブテーブルの中にあるルックアップフィールドも自動取得の対象になりますか?

はい、対象になります。

 本プラグインは、サブテーブル内に配置されたルックアップフィールドについても、個別に設定・判定が可能です。設定画面では「テーブル名.フィールド名」の形式で表示されます。


Q. サブテーブル内のルックアップフィールドにも「条件付き取得」は使えますか?

はい、使えます。 ただし、条件に使用するフィールドは「テーブル外の通常フィールド」に限られます(例:ステータスやドロップダウンなど)。


Q. サブテーブル内のフィールドにも「差分チェック(❗マーク)」は表示されますか?

はい、表示されます。 ルックアップ元とコピー先の値が異なる場合、対応するセルに赤い「❗」マークが付きます。 ただし、テーブル内に同じフィールドラベルが複数ある場合は、正しく表示されない可能性があるため、ラベルの重複は避けてください。


Q. サブテーブルの行が増えるたびに、設定の再保存が必要ですか?

いいえ、不要です。

 プラグイン設定は「どのフィールドにルックアップを実行するか」というルールだけを保存しているため、行が増減してもその都度再設定する必要はありません。


Q. モバイル版で動作しますか?

現時点ではPC版のみ対応です。モバイル対応は今後のアップデートで検討中です。


最後に

ルックアップの操作忘れ、情報の古さ


── それらはほんの些細な“うっかり”から起こります。


このプラグインは、そんな「ちょっとした困りごと」を未然に防ぐ、かしこい補助輪です。

kintoneの可能性を、もう一歩だけ広げてみませんか?


条件付きルックアップ自動取得
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