フィールド使用状況チェッカー プラグイン
- 祐斗 河合
- 7月17日
- 読了時間: 4分
更新日:7月22日
1. システム概要
kintoneアプリを開発・運用していると、こんな悩みはありませんか?
フィールドが使われているのか使われていないのか、ぱっと見で分からない
アプリを整理したいけど、使われていないフィールドがどれか調べるのが面倒
フィールドはあるのに、通知やアクションでしか使われていなかった…
「フィールド使用状況チェッカー」は、アプリに存在するすべてのフィールドについて、使用されている場所を一覧表示できるプラグインです。
アプリの設定や機能が増えてくると、不要なフィールドがそのまま残りがち。本プラグインを使えば、「使われているフィールド」「使われていないフィールド」をひと目で把握でき、アプリの整理や保守がグッと楽になります。
2. システム構成
対象アプリ:このプラグインをインストールしたkintoneアプリ
取得対象:
フィールド一覧
一覧表示/フォーム表示
通知設定
アクション設定(マッピング含む)
UI設置位置:レコード一覧画面の右上(kintoneメニュー内)
3. 主な機能
✅ アプリに定義されたすべてのフィールドを一覧表示
✅ 各フィールドが「どこで使われているか(一覧・フォーム・通知・アクション)」を自動チェック
✅ 「使用中」「未使用」アイコンで視認性アップ
✅ アクションのマッピング先・通知の使用フィールドまで網羅的にチェック
✅ 並び替えやフィルター機能で、未使用フィールドの特定が簡単に


4. 設定項目
このプラグインには設定画面がありません。インストールするだけで、すぐに使えます。
内部では以下のAPIを使用し、使用状況を自動判定します:
※APIにアクセスするため、プラグインを使用するユーザーには「アプリ管理権限」が必要です。
5. 処理フロー(ざっくり)
アプリの一覧画面右上にあるプラグインメニューから「フィールド使用状況チェッカー」を開く
アプリ内のフィールド一覧を取得
各フィールドについて、使用箇所をすべてチェック
使用状況(フォーム/一覧/通知/アクション)をアイコン付きで表示
使用されていないフィールドを一括で把握可能
6. 制限事項
削除済みフィールドは対象外です
JavaScriptカスタマイズ内で使われているかどうかは判定できません
モバイル版では非対応です(PCブラウザ版でのみ動作確認済み)
API権限が不足していると、一部のチェックが動作しない場合があります
7.よくある質問
Q. どのフィールドタイプに対応していますか?
ほぼすべてのフィールドタイプに対応しています(文字列、数値、日付、ドロップダウン、ユーザー選択、サブテーブルなど)。
ただし、ルックアップ先のフィールドや、アプリの仕様により内部的に扱えない場合は一部制限されることがあります。
Q. 「使用中」「未使用」の判定はどのようにしていますか?
以下の設定や構成を元に、自動で使用状況を判定します。
一覧ビューで使われているか
グラフやカレンダーで使われているか
通知、プロセス管理、アクション設定などに使われているか
関連レコードやルックアップの連携に含まれているか
Q. 初期値や必須設定も確認できますか?
はい、フィールドごとの「初期値」「必須設定」の有無も自動的に取得して一覧に表示されます。
Q. 画面に表示される情報をカスタマイズできますか?
現在は表示内容のカスタマイズには対応していませんが、今後のバージョンで表示項目の選択やフィルタ機能を検討しています。
Q. サブテーブル内のフィールドもチェック対象になりますか?
はい、サブテーブル内のフィールドも個別に評価され、「どのサブテーブルの何のフィールドか」も明示されます。
Q. 試用できますか?ライセンスはどうなっていますか?
はい、30日間の無料試用が可能です。
Q. モバイルビューには対応していますか?
いいえ、現在はPC版kintoneの画面表示のみに対応しています。モバイル画面での表示・動作保証はしておりません。
最後に
アプリの保守性、ちゃんと見直せていますか?
「フィールド使用状況チェッカー」があれば一目瞭然に。
不要なフィールドの整理
メンテナンス漏れの防止
運用効率アップ
地味だけど、業務アプリの運用に欠かせない"チェック"をこのプラグインがスマートに支援します。お手元のkintoneアプリでお試しください!



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