Smart Label Navigator(スマート・ラベル・ナビゲーター)
- 祐斗 河合
- 7月25日
- 読了時間: 3分
更新日:7月26日
― フィールド構成の“目次”を自動生成 ―
kintoneで複雑なアプリを作っていると、「どこに何のフィールドがあるのか分からない!」なんてこと、ありませんか?
項目数が多くて、スクロールだけで疲れる
「このあたりに住所情報があった気が…」と探し回る
ラベルで章立てはしているけど、実際には整理されてない
そんなアプリにおすすめしたいのが、Smart Label Navigator(スマート・ラベル・ナビゲーター)です。
🧭 これは、ラベルから生まれる目次です。
Smart Label Navigatorは、kintoneのラベルフィールドに着目したユニークなナビゲーション機能です。
通常、ラベルはただの表示用テキスト。でも、そこに「意味」を持たせたとしたら?
Smart Label Navigatorは、以下のような特徴で、ラベルを“章構造”として認識し、目次を生成します。
🛠 特長
✅ ラベルの見た目で階層を判断
Smart Label Navigatorでは、ラベルの背景色・太字・斜体などのスタイルを自動判定し、目次構造を以下のように生成します:
スタイル | 解釈 | 目次の見た目例 |
背景色あり(fontSize: 8) | 第1階層 | ■ 基本情報 |
太字(fontSize: 4) | 第2階層 | └─ お客様情報 |
通常(スタイルなし) | なし |
これにより、複雑なフォームでも「章立て」が可視化され、ユーザーは迷わず目的の情報にアクセスできます。
✅ 見出し化するラベルは選べる
すべてのラベルが目次になるわけではありません。設定画面で“目次にするラベル”を選択できるため、自由度の高いカスタマイズが可能です。
重要なラベルだけを目次に
テスト用ラベルやデザイン補助ラベルは無視
ラベルの文言が途中で変わっても問題なし(内部的にはIDで管理)
✅ ラベルだけで完結。フォーム改修は不要
Smart Label Navigatorは既存のラベルを読み取って自動判定するため、フォームを大きく改修する必要はありません。
すでに設定されているラベルがあれば、それだけで即動作します。導入のハードルは非常に低く、「まず試してみたい」という方にもぴったりです。
💡 活用イメージ
Smart Label Navigatorは、以下のような場面で力を発揮します。
社内レビュー:フィールドが正しく章分けされているかチェック
引き継ぎ・仕様確認:どんな項目構成なのかを素早く把握
フォーム改善のヒント:整理されていないラベルや無関係な項目の検出
🚀 導入方法
Smart Label Navigatorは、プラグインとして提供しています。
プラグインをインストール
プラグイン設定から、ラベルにしたい条件を選択
詳細画面に自動生成された目次パネルから、Smart Label Navigatorを確認!
目次はクリックで各章にスクロールできるリンクになっており、UXも抜群です。
📌 最後に
Smart Label Navigatorは、地味だけど意外と困っている「フォーム構成が分かりにくい問題」を、目次というシンプルな解決策で補助します。
業務の流れを整理したい方、構成の統一を図りたい方、「アプリってやっぱり“構造”が命だよね」と感じているすべての方に、ぜひ試していただきたい機能です。
フォームの章構造を、もっと“見える化”しよう。Smart Label Navigatorで、あなたのkintoneアプリに「道しるべ」を。
コメント