JavaScriptで業務改善 #1:JavaScriptってなに?
- 祐斗 河合
- 6 日前
- 読了時間: 3分
「業務改善にJavaScript」ってどういうこと?
業務改善にJavaScript? プログラミングって、ちょっと難しそう…──そう思う方にこそ、伝えたいことがあります。
実は、あなたが毎日使っている業務ツール、そのほとんどは「ブラウザの中で動くSaaS」なんです。
勤怠管理や経費精算のシステム
顧客管理(CRM)ツール
そして kintoneのような業務アプリ作成プラットフォーム
こうしたSaaSは、基本的に ブラウザ上で動いていて、JavaScriptでカスタマイズできる構造になっています。
だからこそ、JavaScriptを少しでも理解しておくと──
自分でちょっとした業務改善ができる
kintoneのカスタマイズにも応用できる
外部の開発者に依頼するときも「何をどう頼めばいいか」が分かる
という、非常に大きな武器になるんです。
業務改善のツールとしてだけでなく、kintoneユーザー・管理者にとっても、JavaScriptは“知っておいて損はない言語”なんですね。
💡 JavaScriptは「Webページを動かす言語」
ざっくり言うと、JavaScriptは Webページに“動き”をつける言語。あなたがクリックしたり、入力したりしたときに、ページを反応させてくれる役割を担っています。
たとえば…
ボタンを押すとメニューが開く
入力に応じて画面が変わる
自動で通知が出たり、ポップアップが出たり…
こういったことは、たいていJavaScriptがやっています。
でも裏を返せば、JavaScriptを少し書けるようになるだけで、SaaSのUIに“ちょっとした魔法”をかけられるようになるということ。

✨ JavaScriptが業務改善に向いている理由
✔ ブラウザだけで動く
特別なソフトや環境構築は不要。「Google Chrome」さえあれば、誰でも今すぐ始められます。
✔ SaaSに“直接”効く
操作対象が、まさに 今あなたが使っている業務画面。そこに「便利ボタン」や「自動入力」を追加できるんです。
✔ 軽くて柔軟
複雑なシステム導入ではなく、“ちょっとラクにする”ための工夫ができる。たとえば「申請ボタンの近くにテンプレ文を挿入」といった操作も可能。
🛠 まずは体験してみましょう!
ということで、JavaScriptがどんなふうに動くのか、開発者ツールで「こんにちは!」アラートを出してみます。
ステップ①|開発者ツールを開く
Chromeを開いて、どこかのWebページを表示
F12キーを押す(もしくは右クリック→「検証」)
上のタブから「Console(コンソール)」を選択

ステップ②|コードを入力してみよう!
alert("こんにちは!");
Enterを押すと…ポンっと「こんにちは!」と表示されたはず。
これが JavaScriptの基本の“き”です。

この一歩が、業務改善につながる
いま表示された「こんにちは!」──実はこれを「定型文の入力」や「業務用メッセージ」に変えることで、あなたの“ちょっと面倒”な日常を、少しだけラクにできるかもしれません。
でも、こう思った方もいるかもしれません。
──そんな疑問、もっともです。だからこそ、次回はその不安をしっかり解消したいと思います。
🔜 次回は…
HTML・CSS・JavaScript──この3つの違いを知ることで、あなたが触っていい範囲と、そうでない範囲が見えてきます。
さらに、「画面のどの部分を、どうやって操作すればいいのか」も分かるように。SaaSに手を加えるときの“安心できる基本知識”を、一緒に身につけましょう。
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